- 外眼筋麻痺を伴う眼窩部痛(数週間続く反復性)を特徴とする病態で,本体は海綿静脈洞の非特異的炎症性肉芽腫(肉芽腫の原因は不明/アレルギー?)
- 病名の由来はスペインの脳外科医 Tolosa(J Neurol Neurosurg Psychiatry 1954;17:300-2)と米国の脳外科医 Hunt(Neurology 1961;11:56-62 )による
- 麻痺が痛みの出現と同時あるいは2週間以内に出現し,痛みと麻痺はステロイド治療後72時間以内に改善(ただし自然寛解および改善後の再発あり)
- 鑑別疾患には腫瘍(髄膜腫やリンパ腫など),サルコイドーシス,糖尿病眼筋麻痺(画像が鑑別に有用),梅毒,内頸動脈瘤,膠原病などがある
参考)糖尿病 2010;53:402-5 ほか
(投稿者 川崎)
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