🕐 後ろ向き研究(BMJ 2009;339:b4606)
- 対象は21歳未満で悪性疾患と診断され5年以上生存できた14,358症例
- 兄弟姉妹よりも心不全,心筋梗塞,心膜疾患,弁膜症が高頻度に発生
- 弁膜症は初診から平均20年後に238名(1.6%)に発生(同胞は0.5%)
- 1500 cGy以上の放射線治療(特に縦隔へ)で弁膜症は有意に増加する
- 1500-3500 cGyで発症ハザード比は3.3,3500 cGy以上でハザード比5.5
- 放射線治療後の弁膜症は観察期間である30年後まで一貫して増加した
🔍 おまけ
- 放射線治療が弁膜症の発症と関連する正確な機序は不明ですが,動脈硬化と同様に炎症の関与が推察されているようです (J Natl Cancer Inst 2015;107:djv008).
(投稿者 川崎)
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