倦怠感を訴える発熱症例/約1週間後に全身に皮疹が出現
🐟 成人発症スティル病 Adult onset Still's disease (AOSD)
- 英国医師である George Frederic Still(1868–1941)が小児で報告したスティル病の成人版
- 3主症状は発熱・関節痛・皮疹で診断は血清学的でなく臨床所見に基づく(山口らの基準)
- 成人スティル病(adult Still's disease: ASD)あるいは単にスティル病などとも呼ばれている
- サーモンピンク疹とよばれる皮疹を認めることが多い(体幹や四肢に数mmの丘疹状発疹)
- 皮疹は発熱時に増強する/組織学的にはリンパ球や組織球が浸潤した表皮血管周囲の炎症
- 鑑別は感染症(例:伝染性単核球症),各種血管炎,悪性腫瘍(特に悪性リンパ腫)など
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(投稿者 川崎)
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