- 嫌気性解糖系酵素で全身の臓器に広く存在し組織崩壊に伴い血清中に流出してくる
- 3種のアイソザイム(A型=筋,B型=肝,C型=脳)があるが臓器特異性には乏しい
- 肝疾患,白血病,癌, 甲状腺機能異常,心筋梗塞, 筋ジストロフィーなどで上昇する
- 赤血球内にも多量のアルドラーゼが含まれているため溶血だけでも高値となりえる
アルドラーゼは臨床現場ではあまり活用されていないが,多発性筋炎・皮膚筋炎の診断基準と重症度分類(参照:日内会誌 2015;104:2125-31)に記載されているため実力以上に有名だと思うが… 😐
- 診断基準項 ➜「血清中筋原性酵素(クレアチンキナーゼ又はアルドラーゼ)の上昇」
- 重症度分類 ➜「原疾患に由来するCK値もしくはアルドラーゼ値上昇がある」
(投稿者 川崎)
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