- 患者の権利に関する宣言(Declaration of Lisbon on the Rights of the Patient)
- 1981年にポルトガルのリスボンで開催された第34回世界医師会総会で採択された
- 随時改定され現在の宣言は2015年ノルウェーのオスローで開催されたバージョン
序 文
原 則(抜粋)
- 医師、患者およびより広い意味での社会との関係は、近年著しく変化してきた。医師は、常に自らの良心に従い、また常に患者の最善の利益のために行動すべきであると同時に、それと同等の努力を患者の自律性と正義を保証するために払わねばならない。以下に掲げる宣言は、医師が是認し推進する患者の主要な権利のいくつかを述べたものである。医師および医療従事者、または医療組織は、この権利を認識し、擁護していくうえで共同の責任を担っている。法律、政府の措置、あるいは他のいかなる行政や慣例であろうとも、患者の権利を否定する場合には、医師はこの権利を保障ないし回復させる適切な手段を講じるべきである。
原 則(抜粋)
- 良質の医療を受ける権利
- 選択の自由の権利
- 自己決定の権利
- 意識のない患者
- 法的無能力の患者
- 患者の意思に反する処置
- 情報に対する権利
- 守秘義務に対する権利
- 健康教育を受ける権利
- 尊厳に対する権利
- 宗教的支援に対する権利
🙋 おまけ(昔に国試対策で覚えたような…)
- リスボン宣言 ➜ 患者の権利を保障したもの
- ヘルシンキ宣言 ➜ 人を対象とする医学研究の倫理
- ジュネーブ宣言 ➜ 医の倫理に関する規定(ヒポクラテスの誓いの現代版)
(投稿者 川崎)
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