👽 定義
👾 分かり易く言えば…
- POCTとは,被験者の傍らで医療従事者(医師や看護師等)自らが行う簡便な検査である.医療従事者が検査の必要性を決定してから,その検査によって行動するまでの時間の短縮および被験者が検査を身近に感ずるという利点を活かして,迅速かつ適切な診療・看護,疾病の予防,健康増進等に寄与し,ひいては医療の質,被験者のQOLおよび満足度の向上に資する検査である.(日本臨床検査自動化学会誌POCTガイドライン第4版より)
👾 分かり易く言えば…
- 被検者の傍らで行われる検査あるいは被検者自らが行う検査で,例えば急性冠症候群に対する心筋トロポニンTや発熱時のインフルエンザウイルス抗原など
POCTの利点 💨
POCTの欠点 💦
- Therapeutic turnaround timeが短く臨床判断が容易となる
- 即時結果により患者予後が改善する可能性がある
- 大型の分析装置より採取する検体が少量ですむ
- 医療スタッフの効率がよくなる
- 検体搬送が不要で保存による検体の劣化がない
POCTの欠点 💦
- 結果の信頼性(検査実施者の技術の問題,簡易検査として扱われている,測定過誤の解析が難しい,精度管理が難しい)
- 日常検査との不整合(測定方法が異なる)
- 管理上の問題(機器・操作者が多い,試薬保存管理が適切に行われにくい)
- ネットワーク化が遅れている(医師の依頼,結果の記録,適切な会計処理が問題になることがある)
- 経済性(ランニングコストが高い)
(投稿者 川崎)
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