心疾患でワルファリンを内服中の症例
👀 左結膜下出血(Subconjunctival bleeding)
- 眼球結膜の血管が破綻し出血した状態で,40代以降(特に高齢者)に多い
- ほとんどの症例で疼痛や視力障害などの症状はなく,1~2週間で自然治癒
- 原因には特発性に加えて,薬剤性や外傷性,血液疾患,炎症性などがある
- 本例は薬剤性も考慮されるが,PT-INRは治療域であり経過観察を指示した
おまけ 💨
- 経腟分娩の新生児の1-2%にも結膜下出血を認めるようです(Clin Pediatr (Phila) 1992;31:149-52).原因は子宮による圧迫などの外傷性
- 咳や嘔吐,鼻をかむ行為,コンタクトレンズの装・脱着,月経なども結膜下出血の原因になるようです(StatPearls Publishing; 2021 Jan)
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※ 心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
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