- 心房細動あるいは心房粗動を有する症例に対する塞栓症のリスクスコア
- Congestive Heart failure, Age (≥65歳), Diabetes, Strokeから構成される
- 1点以上(上記の一つでも陽性)なら抗凝固推奨(つまり65歳以上は全例)
- 現行のガイドラインより有用な可能性あり(Can J Cardiol 2018;34:804-7)
👶 独り言
- 従来のCHADS2スコアはともかく,CHA2DS2-VAScスコアは決して簡便なスコアとは言えません.このCHADS-65を初めて見た時は「今度は65項目も計算する必要があるのか」とちょっと意気消沈しました.
- しかし実際の65は年齢の65歳で,とても簡便なスコアです.ただ65歳以上なら一律,抗凝固導入とは少し乱暴もしれません.特に本邦のように高齢化社会では従来法の75歳の方がしっくりくるかも…
- 結局,最初のCHADS2スコアがバランス的には一番? 提唱されて20年が経ちますが(JAMA 2001;285:2864-70),その値が年間の塞栓症死亡率,値の2倍が塞栓症発症率に近似することも魅力的です.
(投稿者 川崎)
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