- 認知症の症例で夕方から夜間にかけて焦燥,攻撃性,妄想的言動,徘徊などが増悪する現象
- 認知症に伴う精神症状や行動症状(周辺症状=BPSD)のひとつで,たそがれ症候群とも称す
- 古くから知られていた現象で1970年代に観念が確立(New York: John Wiley and Sons; 1978)
- 原因は夕方に家に帰りたいという気持ちが強くなり心理的に落ち着きがなくなるためと推測
- 鑑別診断はせん妄:せん妄は急性発症で比較的短期間持続/夕暮れ症候群は中長期的に続く
- 対処法は否定せずに「夕食を食べていってはどうですか?」や「もう一晩泊まってください」
参考)認知神経科学 2015;17:12-7,ほか
💁 認知症に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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