- 妊婦の97例中90例(93%)が妊娠中に何らかの嗜好の変化を認めている
- 好みの味質は酸味59例(66%),塩味41例(46%),甘味5例(6%)(重複有)
- 変化時期は88例(98%)が妊娠前期で31例(34%)が濃味を好きになった
- 97例中50例(52%)が自分の唾液を気にし61例(63%)が口内乾燥を自覚
👅 おまけ
- 月経周期と味覚感受性は関連しないといいう報告がある一方で,月経中は苦味や塩味の味覚の感受性が高くなり,黄体期には逆に味覚感受性が低くなるという報告もあるようです(日本調理科学会誌 2010;43:221-7)
- 妊婦の味覚変化の一因として亜鉛欠乏が考えられるようですが,血清亜鉛濃度は妊娠中期〜後期に低下するため,妊娠初期の味覚障害の成因を亜鉛欠乏のみで説明することは難しいようです(日耳鼻 1996;99:1208-17)
(投稿者 川崎)
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