- 涙量を調べて涙液分泌機能を評価する方法(ドライアイやシェーグレン症候群などで実施)
- ドイツの眼科医 Otto Schirmer (1864-1918) が開発 (Arch Klin Exp Ophthalmol 1903;56:197)
- 両眼の下瞼に専用の試験紙(1mm幅の目盛りの付いた短冊状濾紙)を置き湿った長さを測定
- 5分間放置して10mm以上の場合は涙液分泌機能が正常で,5mm以下なら分泌量が低下と診断
👀 おまけ
- シルマーテストは必ずしも涙液分泌機能を正確に反映しないため,他の検査(例:ローズベンガルテスト=染色液で眼表面の傷を染めてドライアイの重症度を判定)を併用することもあるようです.
- しかしシルマーテストは簡便性にとてもすぐれている検査で,現在でもシェーグレン症候群の改訂診断基準(厚生労働省研究班・1999年)に含まれています(5分で5mm以下).
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(投稿者 川崎)
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