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2022-04-02

電気的洞調律・機械的心房細動ほか

月刊「心エコー」の2022年4月号に林田晃寛先生(心臓病センター榊原病院)が執筆された「左室拡張機能の評価」(P370-379)が秀逸だったため一部を要約

  • 貧血による循環器血液量増加も重要な心不全の原因
  • 右心不全(中心静脈圧の上昇)があると,徐脈では循環が回せない
  • 僧帽弁通過血流速度波形と組織ドプラ,肺静脈血流速度波形の組み合わせで,左室stiffness,左房stiffness,心房内伝導障害を鑑別
  • 僧帽弁血流速度波形にてA波が,組織ドプラにてa'が明らかでない場合は,左房stiffness synderomeを念頭に置いて治療する必要がある

おまけ 😂 名言!
  • いくら拡張機能に精通しても,患者さんを不幸にするようではダメですよ.
  • 読んでくれている貴女(男性でも可)が笑顔になってくれるのであれば,小生のSNSに反響がなくとも,原稿料が安くとも小生は幸せである.
  • 小生は,このような症例を電気的洞調律,機械的心房細動と呼んでいるが,世の中に流行っている形跡はない.

💁 名言に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

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