- 炭酸リチウムは躁病および双極性障害の躁状態に対して広く使用されている薬剤
- 主に小腸から吸収され生体利用率100%(肝で代謝や排出なし)で95%が腎排泄
- 治療域(0.6~1.2 mmol/L),中毒域(1.5~),致死域(3.0~)と濃度が近接
- 過量服薬,脱水,感染,他薬との相互作用(利尿剤,降圧剤,NSAIDsなど)で上昇
- 症状は中枢神経(意識障害や振戦,構音障害)と消化器(悪心,嘔吐,下痢)他
- 重症例では昏睡,痙攣,循環器所見(洞不全やQT延長症候群,致死性不整脈など)
- 急性リチウム中毒の治療は輸液療法,胃洗浄,HDやCHDFなど積極的な血液浄化療法
- 透析の適応:腎機能障害,重度の中枢神経障害,リチウム濃度が致死域・上昇傾向
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(投稿者 川崎)
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