心尖部肥大型心筋症
心尖部肥大型心筋症のTlとBMIPPのdual SPECT(上段)と2年後のBMIPPイメージング
💚 解説
- Tlでは心尖部が高集積を示している。
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BMIPPのみを見るとほぼ正常であるが、Tlの心尖部高集積を考えあわせ見ると、心尖部が集積低下していると判定できる。
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下段は2年後のBMIPPであるが、心尖部が中等度に集積低下し、同部位の脂肪酸代謝異常が進行していると推定される。
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ひとり言
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心尖部肥大型心筋症では肥大した心尖部が、運動負荷Tl、BMIPP、MIBGのそれぞれのイメージングで集積低下を示すことが多い。
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心尖部の肥大・虚血・脂肪酸代謝異常・交感神経機能異常は密接に関連すると考えられる。
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本症が通常の肥大型心筋症と同じカテゴリーの疾患であるかは現在なお不明である。
※「輝きを放つ一枚」の過去の投稿は
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(投稿者 杉原)
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