- インスリン自己免疫症候群(insulin autoimmune syndrome: IAS)のこと.当時,九州大学の講師であった平田幸正先生らによって初めて報告された(糖尿病 1970;13:312-20)
- 平田先生はインスリン自己注射の適法化にも極めて重要な役割を果たした.1975年から東京女子医科大学第三内科の教授となり,大学病院初となる糖尿病センターを設立し初代所長に就任
👀 平田病(Hirata disease)
- インスリンの注射歴がないにも拘らず重症の低血糖発作
- 血中に大量インスリン(主にインスリン自己抗体と結合)
- HLA DR4(DRB1*04:06)と強い相関あり(66例中61例)
- 薬剤性も散見される(SH基を含有またはαリポ酸が誘因)
- 発症年齢は比較的高く(60~69歳にピーク),女性優位
- 治療は薬剤性なら原因薬の中止,分割食,ステロイド他
💁 インスリンに関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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