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2023-06-06

Chandler syndrome チャンドラー症候群

  • 角膜内皮の障害から角膜浮腫,虹彩萎縮,眼圧上昇を生じる眼疾患
  • 原発性進行性虹彩萎縮症(難治性緑内障から失明)の約50%を占める
  • 症状は視力低下や眼痛などで治療は点眼薬や手術(線維柱帯切除術)
  • 原因不明の後天性片側性疾患で女性に多く通常は中年期に発症する
  • 病名の由来は米国の眼科医である Chandler PA の1955年の初報() 


 無痛の進行性視力低下を訴える22歳のアジア系インド人女性(引用
(a) 末梢前癒着および正視に関連する鼻四分円の扇形角膜浮腫を示す右目の拡散照明で虹彩実質萎縮は最小限.
(b) 末梢前結合結節 (矢印) と隅角構造を覆い隠す膜の存在を示す右目の隅角鏡検査写真
(c) 虹彩のテントを示す角度の超音波生体顕微鏡スキャン
(d) ICE細胞と正常に見える内皮細胞の間の明確な移行を示す共焦点顕微鏡写真で,ICE 細胞は明暗反転・高反射核・非常に不規則な細胞配置によって特徴づけられる.

💁 眼疾患に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

(投稿者 川崎)

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