- 回旋糸状虫(Onchocerca volvulus)による感染症でブユ(Simulium spp.)が媒介
- 同定はアイルランド人海軍外科医オニール(The Lancet 1875;105:265–266)
- ブユが生息する河川で失明するためその別名は河川盲目症(River blindness)
- 主に熱帯地域で発生(多くはサハラ以南アフリカ,一部はラテンアメリカ)
- ミクロフィラリア(子虫)が皮下組織に移行し炎症(死滅時にも強い反応)
- 症状は皮膚の小結節や激しい掻痒感,リンパ節腫脹,視覚障害や永久失明
- 診断は皮膚小片の鏡検でミクロフィラリアの検出(研究:寄生虫DNAをPCR)
- 予防は媒介昆虫の駆除・回避で治療はイベルメクチン(ワクチンは未開発)
💁 寄生虫に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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