診断は?
(投稿者@mandeep_mayo)
🌀 解説
- 心電図と(おそらく)動脈圧波形の同時記録
- 3つ目のQRS波形は期外収縮(上室性の疑い)
- 長いRR間隔後の圧波形(5つ目)が異なる
- よく見ると1つ目も違う(ただし心電図なし)
- 波形はspike and dome型(pulsus bisferiens)
- 本例は閉塞性肥大型心筋症の症例だそうです
😐 追加コメント
- 肥大型心筋症はしばしば流出路狭窄を伴います(一般的な定義:左室流出路圧較差>30mmHg).この圧較差は前負荷や後負荷,収縮力などでダイナミックに変化します.特に代償性休止期を伴う心室期外収縮後の増加はBrockenbrough現象と呼ばれています(自験例).
- 本例では先行するRR間隔が延長した時にスパイク&ドーム波形を生じているため,流出路狭窄は潜在性(ガイドラインではlabile / provocableと表記)と考えられました.通常は心室期外収縮(PVC)後ですが,本例では心房期外収縮であることも興味深いと思いました.
※ 心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿