- 概要 毛包の慢性・炎症性・再発性・消耗性皮膚疾患で生活の質を著しく障害
- 発症 思春期以降アポクリン腺の多い部位(腋窩や鼠径,肛門性器部,臀部)
- 所見 結節や瘻孔,萎縮性・網状・肥厚性・ケロイド様瘢痕,分泌物,悪臭
- 疫学 男女比1:3で,頻度は欧州で1~4%,米国で 0.1~0.2%,韓国で0.06%
- 原因 汗腺の感染症ではなくて,自然免疫の活性化を背景にした病態の疑い
- 遺伝 30~40%は家族性の常染色体優性(顕性)遺伝(家族性化膿性汗腺炎)
- 併存 脊椎関節症,SAPHO,壊疽性膿皮症,毛包閉塞性疾患,Crohn病など
- 鑑別 Crohn病による皮膚症状,悪性腫瘍,毛包炎やせつなどの細菌感染症
- 病期 Hurley分類:病期 I(単発),病期II(瘻孔や瘢痕),病期III(広範囲)
- 治療 外用薬,抗菌薬,モノクローナル抗体製剤,外科的切除,レーザーなど
(投稿者 川崎)
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