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2023-08-29

ブルガダ症候群:Naチャネル遮断薬負荷試験

💁 確認事項
  • ブルガダ症候群の診断は12誘導心電図所見からのみなされ、症状の有無を問わない
  • 2 mm以上のST上昇とそれに続く陰性T波を示せばタイプ1心電図(コブド型ST上昇)
  • 陰性T波を欠けばサドルバック型でSTトラフが≧1 mmならタイプ2、未満はタイプ3
  • 高位肋間を含む自然発生・発熱・負荷後タイプ1心電図ならブルガダ症候群と診断
  • ブルガダ症候群は有症候性ブルガダ症候群と無症候性ブルガダ症候群に分類できる
  • 非タイプ1(タイプ2およびタイプ3)心電図の場合はブルガダ症候群と診断されない

ブルガダ心電図を認めた場合の検査フローチャート

💊 薬物負荷の実際
  • Vaughan-Williams(ヴォーン・ウィリアムズ)分類のIa群チャネル遮断薬(一般名プロカインアミド、商品名アミサリンム®)またはIc群のNaチャネル遮断薬(例:一般名ピルジカイニド、商品名サンリズム®、1 mg/kgを10分で静注/一般名フレカイニド、商品名タンボコール®、2 mg/kgを10分で静注)などが用いられる.


(投稿者 川崎)

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