- ガス産生菌を起因菌として胆嚢の内外にガス像を呈する急性胆嚢炎の一亜型
- 初報は仏の病理学者(?)Stolz A (Archiv f pathol Anat 1901;165:90–123)
- 起因菌は嫌気性菌のClostridium属 (35%),Klebsiella属 (16%),E.coli (13%) 等
- 予想される機序は胆嚢壁が虚血状態に陥り,そこへガス産生菌が感染して発症
- 糖尿病や高血圧などの合併が多く,胆石合併率は53%と通常の胆嚢炎より低い
- 症状は右上腹部,発熱,吐気,嘔吐などで通常の急性胆嚢炎との鑑別は難しい
- 診断は画像による胆嚢部ガス像によってなされる(腹部X線では胆嚢内niveau)
- 急性胆嚢炎の死亡率はおよそ4%であるが気腫性胆嚢炎の死亡率は約15%と高い
- 治療は胆嚢摘出術であるが,近年では経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)を先行
💁 胆嚢炎に関する過去の投稿 ➜ コチラ
0 件のコメント:
コメントを投稿