末梢動脈疾患でフォロー中の症例が定期受診待中に嘔気と嘔吐
解説 💧
- 胆嚢は拡張し,壁がやや肥厚している
- 底部側に大量のガス有(頸部にも少量)
- 胆嚢壁の気腫性変化なく胆石も認めず
- 採血は軽微炎症反応(CRP値<1)のみ
- 気腫性胆嚢炎と診断して消化器内科へ
嘔気と嘔吐 💦
👻「今週の一枚」の過去の投稿は
コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)- 本例は発熱なく,腹痛の訴えもなし.元々受診時に予定していた採血でもあまり問題がなかったため,ウイルス性胃腸炎かな〜と完全に油断していた.
- CTで想定外の疾患が見つかることは少なくない.病歴聴取と身体所見の確認が不十分と言われればその通りであるが,嘔気などが強いと容易ではない.
- 先日も定期受診の方が診察待中に,嘔吐と嘔気があるため処置室に移動(朝からあった様子).腹部CTは問題なかったが頭部CTで小脳出血が判明した.
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿