🍁 食品鉄の影響
- 背景:貧血の改善に鉄が必要だが食品中の鉄含量と生体利用率とは必ずしも並行しない
- 対象:鉄欠乏飼料を与えて作成した貧血ラット(4週齢のWistar系雄ラット)および対照
- 介入:回復飼料に硫酸第一鉄,レバー,きな粉,ほうれんそう(鉄含量2mg/100g飼料)
- 結果:増加は硫酸第一鉄が最多で,次いでレバー,きな粉(ほうれんそう群は著しく少)
🍦 おまけ
- きな粉(きなこ,黄粉,黄な粉,kinako,roasted soy flour)は,大豆を炒って皮をむき挽いた粉です.日本料理でしばしば使用され,室町時代後期(1336~1573)の料理本にすでに登場しているそうです(※).
- ガン予防や生活習慣病改善,免疫力強化などにを謳われることもありますが,医学的なエビデンスに欠けます.不溶性食物繊維が多いため通便コントロールには有用ですが,過剰摂取では便秘が増悪するようです.
💁 鉄に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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