- 病原 トガウイルス科チクングニアウイルス(Chikungunya virus)
- 経路 ネッタイシマカやヒトスジシマカなどが媒介する感染症
- 地域 東南〜南アジア,アフリカ,中南米など熱帯・亜熱帯地域
- 本邦 日本国内では年間10-20例の輸入例が報告されているのみ
- 発症 平均2-4日間(1-12日間)の潜伏期間の後に高熱と倦怠感
- 症状 関節痛・筋肉痛,頭痛,皮疹,リンパ節腫脹,結膜炎など
- 経過 通常は1-2週間以内に改善するが関節痛は数ヵ月~持続あり
- 予後 通常良好/稀に合併症:心筋炎,肝炎,腎不全,脳炎など
- 対策 流行地域への渡航時には蚊の刺咬を防ぐための忌避剤など
- 制度 4類感染症であるため医師は直ちに最寄りの保健所に届出
- 診断 抗体検査,ウイルス培養,遺伝子検査(いずれも行政検査)
- 治療 対症療法が中心(解熱剤としてはアセトアミノフェンなど)
参考)日本感染症学会
(投稿者 川崎)
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