- ライム病(Lyme Disease)の初期症状として皮膚に出現する古典的な遊走性紅斑の一形態
- Ring-within-a-ring patternやtarget patternとも呼ばれる(頻度は低い,35例中2例=6%)
- ライム病の起因菌はスピロヘータの一種 Borrelia でマダニ類が媒介する人獣共通感染症
- 臨床症状と血清学的診断基準から総合的に診断(培養は困難で患者からの2次感染はない)
- 遊走性紅斑例にはドキシサイクリン,神経症状例にはセフトリアキソンが第一選択である
- 名前の由来は米国コネチカット州ライム地方で初めて確認(Arthritis Rheum 1977;20:7-17)
(投稿者 川崎)

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ライム病に関連して生じた完全房室ブロックは、通常1週間以内に2度ブロックになり、6週間以内に完全回復することが多い。そのため恒久ペースメーカ留置は通常は不要である。
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