- 概要 頭蓋内圧の急激な上昇に対する生理的な神経系の反応
- 症状 収縮期血圧上昇,徐脈,不整呼吸の三徴を引き起こす
- 由来 米国の脳外科医 Harvey Williams Cushing (1869–1939)
💣 頭蓋内圧上昇
- 初期徴候は頭痛や吐気,嘔吐,意識レベルの変化などです.一方,クッシング現象は後期徴候で,脳幹ヘルニアが差し迫っていることを示します.クッシング反射を呈する多くの患者は不可逆的な状態で予後は不良です.
- 初期治療は頭蓋内圧を下げることです.患者の頭部を30~45度挙上することや浸透圧利尿薬として作用するマンニトールやフロセミド,過換気の誘発,ステロイド,または脳脊髄液ドレナージなどが含まれるようです.
(投稿者 川崎)
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