- 急性下壁梗塞の心電図で出現しうるパターン(下記3所見)
- トルコの循環器医 Emre Aslanger らが2020年に報告(#)
- その出現頻度は急性下壁梗塞の13.3%,non STEMIの6.3%
- 右冠動脈に加えて他の冠動脈に重篤な狭窄の可能性がある
- 通常の下壁梗塞より梗塞サイズが大きく死亡率が高くなる
- ただし右冠動脈を伴わない症例の報告もあり(下図参照)
💁 心電図所見
- Ⅲ誘導で孤立性ST上昇(他の下壁誘導でST上昇なし)
- V4-V6誘導でST低下+陽性T波あるいはT波終末部陽性
- V1誘導のST部分の偏位がV2誘導のST変化よりも高い
(投稿者 川﨑)
0 件のコメント:
コメントを投稿