発熱と嘔吐を訴える高齢者(大動脈弁位生体弁)
🚑 救急現場
- 眼球結膜 ➜ 点状出血
- 口腔粘膜 ➜ 点状出血
- 指先 ➜ 紅斑(無痛性)
- 聴診で収縮期雑音あり
- 心エコー図は描出困難
- 血培からMRSA 2セット
- 診断は感染性心内膜炎
🐙 追加コメント
- 本例はTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)後であり,感染性心内膜炎の有無にかかわらず収縮期雑音を聴取します(雑音の音量変化は不明).また心エコー図では肺気腫のためか,良好な画像を得ることができませんでした(疣腫の有無は判定不能).でも疾患特異性がとても高い末梢サインが診断の決め手になりました.
- 本例は基礎病態+発熱+典型菌+末梢サインなので,感染性心内膜炎の臨床的基準を満たします(本邦のガイドライン).2023年改訂のDuke-ISCVIDクライテリアでも,例えば38度以上の発熱+血液培養で典型的微生物+基礎疾患(先天性心疾患など)+末梢サインなら,心エコー図の前に感染性心内膜と診断できます.
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心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)

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