ST-HRループのST下降度はV5誘導で判定することが多い
ST下降が有意でも偽陽性の可能性が高い場合
- HR-STループの回転が時計方向でない場合
- ST/HRスロープの傾きが小さい(平坦に近い)
自験例:運動負荷心電図で陽性と判断された3症例
ST-HRループは青線が負荷中,緑線が負荷後(赤矢印はイメージ)
上段例 ST-HRループは時計回転かつ青線の傾きも平坦でない ⇒ 偽陽性の可能性は低い
中段例 ST-HRループは時計回転でない(ねじれている) ⇒ 偽陽性の可能性が高い
下段例 ST-HRループは時計回転であるが青線の傾きが平坦 ⇒ 偽陽性の可能性は高い
(投稿者 川崎)
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