- 病態 突然に発症する一時的な記憶障害で,24時間(多くは数時間)以内に自然改善
- 所見 意識清明/神経学的異常なし/同じ質問を繰返/高度の前向性・逆行性健忘
- 経過 無治療で24時間内に発作中と発作開始直前の記憶が永続的に脱落して回復
- 頻度 主に50~70歳,やや男性優位,頻度は年2人余/1万人,一生一回(再発あり?)
- 原因 不明であるが両側海馬領域の機能不全の疑い(虚血? てんかん? ストレス?)
😶 初報はAdamsとFisher(Trans Am Neurol Assc 1958;83:143-6)で,鑑別疾患は側頭葉てんかん(繰り返すことと脳波上で両側側頭葉を中心とした発作波 ➜ てんかん性健忘)
(投稿者 川崎)
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