神経節に潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus, VZV)が三叉神経の眼神経領域で再活性化した状態
- 病態 眼合併症としては眼瞼結膜炎や角膜炎,ぶどう膜炎,網膜炎など
- 鑑別 単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus, HSV)による角膜炎
- 頻度 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症の10–25%に発症する
- 症状 眼痛や眼の疼痛・腫脹・発赤・過敏+皮膚症状(水疱・発赤・疼痛・痂皮など)
- 治療 抗ヘルペスウイルス薬の全身+局所投与(必要時はステロイド局所投与)
👵 おまけ
- 顔面の帯状疱疹で鼻尖部や鼻背部に皮疹・水疱(ハッチンソン徴候/Hutchinson's sign)があれば,眼を巻き込む相対危険度は3.35に跳ね上がるようです(Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 2003;241:187-91).
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(投稿者 川崎)
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