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2019-10-20

「心大血管疾患リハビリテーション料」の対象疾患

心不全の心臓リハビリテーション標準プログラム(2017年版)より(6ページを一部改変:平成26年度診療報酬改定)

急性の病態(術後を含む)
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 開心術後
  • 大血管疾患(大動脈解離,解離性大動脈瘤,大血管術後)

慢性の疾患
  • 慢性心不全:LVEF≦40%,peakVO2≦80%,BNP≧80pg/mL のいずれかを満たす
  • 末梢動脈閉塞性疾患:間歇性跛行を呈する状態

👶 おまけ
  • 心不全の心臓リハビリ適応にNT-proBNPのカットオフ値は(なぜか)記載されていない.一方,急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)の図6には『NT-proBNP≧400pg/mLまたはBNP≧100pg/mLなら治療対象となる心不全の可能性があるので精査あるいは専門医に紹介』と記載されている.NT-proBNPとBNPの比が4倍であることを考慮すると,心不全に対する心臓リハビリはNT-proBNP≧320pg/mLあたりが妥当かも・・・

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(投稿者 川崎) 

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