- 1990年頃までは橋梁塗料に鉛丹(四酸化三鉛)が含まれていたため鉛中毒は稀ではなかった
- 鉛はヘモグロビン合成を阻害するため血液塗抹標本で有核赤血球や好塩基性斑点が出現する
- 症状は消化器症状(嘔吐や腹痛,便秘),神経症状(認知症や神経炎),貧血,疲労感など
- 摂取経路は釣りおもりの誤嚥や鉛銃弾の遺残,漢方薬,ハンダ作業による吸引,汚染水など
- 診断は血中鉛濃度/治療は鉛源除去+腸管洗浄+キレート療法(ただし多くは不可逆的変化)
👽 おまけ
- ヘム生合成が障害されるポルフィリン症と病態が似るため鑑別が必要です!
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(投稿者 川崎)
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