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2020-07-28

ネクロトーシス Necroptosis

  • アポトーシス(apoptosis)と同様に,プログラム化された細胞死のひとつ.形態的にはアポトーシスで認める核凝集(下図の左上)などなはなく,壊死(ネクローシス)で認める細胞膜の破裂や細胞質内容物の放出が特徴(下図の右上).
  • ただし偶発的に生じる通常のネクローシスとは異なり,シグナル伝達を介して生じるネクローシスである.免疫や炎症,組織の恒常性の維持,胎生期の発達における細胞死経路に必須と考えられている.
  • 機序としてreceptor interacting protein kinase1(RIPK1)が注目されている.RIPK1はCaspase8(CASP8)を介するアポトーシス経路を抑制するが,同様にRIPK3を介するネクロトーシス経路に対しても抑制的に働く.



(投稿者 川崎)

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