➜ 内閣訓令第1号 各政機関 公用文における漢字使用等について(平成22年11月30日付け)
🙊 助動詞及び助詞は仮名 ( )は使用例
🙉 次の語句も原則仮名 ( )の例のように用いるとき
- ない(現地には,行かない。)
- ようだ(それ以外に方法がないようだ。)
- ぐらい(二十歳ぐらいの人)
- だけ(調査しただけである。)
- ほど(三日ほど経過した。)
🙉 次の語句も原則仮名 ( )の例のように用いるとき
- ある(その点に問題がある。)
- こと(許可しないことがある。)
- できる(だれでも利用ができる。)
- とおり(次のとおりである。)
- とき(事故のときは連絡する。)
- とも(説明するとともに意見を聞く。)
- ない(欠点がない。)
- なる(合計すると1万円になる。)
- ほか(そのほか…,特別の場合を除くほか…)
- もの(正しいものと認める。)
- わけ(賛成するわけにはいかない。)
🙈 独り言
- 上記の内閣訓令には,接続詞の「及び」は原則漢字で書くと記載されています.個人的には動詞なら漢字の「及ぶ」で,接続詞なら仮名の「および」にしていました.これは「理科系の作文技術」(木下是雄著:中公新書)にある私の標準記法(p 151)を個人的に大切にしているからです.
- 絶対的な正解はないと思いますが,文や段落になった時の見た目の美しさも考慮すべきだと思っています.これは日本語に特有の現象で,アルファベットによる英語のような表音文字や漢字のみで構成される中国語では生じないような気がします.
(投稿者 川崎)
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