- PRESはposterior reversible encephalopathy syndromeの略で現場ではプレスと呼ぶ
- 米国の神経内科医Hincheyらが観念を提唱した(N Engl J Med 1996;334:494-500)
- 米国の放射線科医Caseyらが命名した(AJNR Am J Neuroradiol 2000;21:1199-206)
- 症状 頭痛,意識障害,精神症状,痙攣,視力障害(皮質盲を含)
- 画像 後頭葉・頭頂葉・側頭葉・基底核などを中心に浮腫性変化
- 特徴 高血圧と関連して,症状や画像変化がすべて可逆性である
- 機序 血液脳関門の破綻により引き起こされると考えられている
- 関連 高血圧性脳症,妊娠・子癇,腎不全,膠原病,薬剤性など
- 治療 降圧+関連病態への対応(急速遂娩や痙攣コントロール他)
- 予後 良好で2週間以内に改善(診断の遅れによる不良症例あり)
(投稿者 川崎)
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