バセドウ病で認めることが多い3徴
- 甲状腺腫
- 頻脈
- 眼球突出
😛 トリビア命
- バセドウ病の名前の由来になったドイツの内科医 Karl Adolph von Basedow(1799 - 1854)が診療に従事した場所がドイツの Merseburg という町であった.そこで発見した3徴であるため Merseburg triad(メルゼブルグまたはメルセブルグの三徴)と呼ばれている.
- ちなみにバセドウの初報はアイルランドの外科医 Robert James Graves(1796-1853)である(London Medical and Surgical Journal 1835;7:516–7).これは内科医バセドウの報告(Wochenschrift für die gesammte Heilkunde, Berlin, 1840;6:197–204, 220–228)より5年先行
- よってドイツ医学を取り入れた本邦ではバセドウ病と呼ばれるが,英語圏ではグレーブス病(Graves' Disease)と呼ばれることはよく知られた事実.ちなみに甲状腺クリーゼの Krise はドイツ語で危機や急場の意味
🉐 バセドウ病に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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