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2021-07-24

肢端紅痛症 Erythromelalgia

  • 肢末端の灼熱感,潮紅,皮膚温の上昇を3主徴とする稀な病態で,原発性と続発性(骨髄増殖性疾患や糖尿病,SLE,多発性硬化症など)に分類される
  • 原因は不明(血管内腔の閉鎖によるAVシャントやセロトニン・ヒスタミン・プロスタグランディンなどの放出過多,交感神経の機能障害説などが提唱)
  • 米国の医師・科学者である Silas Weir Mitchell (1829–1914) が初めて報告したためMitchell's diseaseと呼ばれることもある(Am J Med Sci 1878;76:2-36
  • 治療はアスピリンや神経プロック,抗セロトニン薬やβ遮断薬,血管拡張薬,セロトニン再取り込み阻害薬である塩酸クロミプラミン(アナフラニール®)など 

図1 ➜ 両下腿から足背部にびまん性の発赤・腫脹・熱感+大腿部にはリベド様皮斑
図3 ➜ 足背部の亀裂と小潰瘍+頻回にわたる冷水浸漬で皮膚はびまん性に白く浸軟

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(投稿者 川﨑)

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