💀 想定される病態
- もともと培養困難な細胞内寄生菌であるバルトネラ属やコクシエラ属(Q熱含む)など
- 栄養要求の高い遅育性細菌(nutritionally variant streptococci:NVS)や HACEK,真菌
- 血液培養採取前に抗菌薬がすでに投与されていた場合(通常なら培養陽性となるが...)
- 非感染性(膠原病のLibman-Sacks心内膜炎や悪性腫瘍,ベーチェット病,リウマチ性他)
👽 一言追加
- 心エコー図で疣腫を認めなくても感染性心内膜炎の臨床診断は可能です.同様に血液培養が陰性でも心内膜が侵されている所見があれば診断できる場合があります(Duke臨床的診断基準).
- 血液培養陰性心内膜炎が疑われる場合にはもちろん,抗菌薬によるエンピリック治療を速やかに開始します.そして病歴聴取から病原体を想定して,血清学的検査や特殊培養などを追加します.
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- 😳 ヘェ〜
(投稿者 川崎)
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