- 中耳(鼓室)と咽頭をつなぐ管状の構造物で,通常は耳管と呼ばれている
- その役割は鼓室内の圧力調整および鼓室内の分泌物を咽頭に排出すること
- 直径3mm,全長35mm程度で英名はauditory or pharyngotympanic tube
- 名前はイタリアの解剖学者 Bartolomeo Eustachi (1500?– 1574) に由来する
- ただし構造自体は紀元前500年頃のAlcmaeon of Crotonが発見している(※)
- Eustachi は胎生期の下大静脈開口部のユースタキオ弁にも名を残している
- 下図の水色部分がエウスタキオ管 -
🚑 おまけ
- 看護学生から「エウスタキオ管が...」と言われと,すぐに思い出せなかったから調べました(その場では学生さんに教えてもらいました 😅)
- カタカナのエウスタキオはどうやらギリシャ語から来ているようですが,英語では juːstéiʃən(ユーステイシャン)です(実際の発音はココ)
💁 耳管に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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