👿 臨床現場
- 発熱例で血液培養からグラム陽性が検出され S. lugdunensis と同定
- 本例は最終的に大動脈弁の感染性心内膜炎(弁輪部膿瘍あり)と診断
👾 S. lugdunensis
- グラム陽性球菌でコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(coagulase negative staphylococci: CNS)に分類される
- 1988年に報告され,最初の菌株を分離したフランスの施設があるリヨンのラテン名 Lugdunum から命名
- 皮膚常在で S. aureus(黄色ブドウ球菌)や S. epidermidis(皮膚ブドウ球菌)より弱毒と考えられていた
- しかし S. lugdunensis の病原性は高く,近年は他のCNSとは区別され臨床的には S. aureus と同等に扱う
💁 感染性心内膜炎に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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