- 近年,左脚領域ペーシング(LBBAP)が臨床現場に普及しつつあります.本邦から同手法を右室心尖ペーシング(RVAP)およびヒス束ペーシング(HBP)と比較検討した論文が出版されたのでアップしておきます.
- 対象 徐脈でペースメーカを植込んだ日本人424人を後向きに解析
- 手技 成功率はLBBAP群の方がHBP群よりも高い(94.9%と81.5%)
- 経過 閾値上昇>1VはLBBAP群でなし,HBP群9.4%,RVAP群5.1%
- 予後 心不全入院の累積発生率はLBBAP群で有意に低率(下図参照)
- 関連 予後不良因子は高齢,右室ペーシング割合,EF<50%,RVAP
- 結語 RVAPやHBPと比較してLBBAPは徐脈患者のペーシングに有用
👉 ペースメーカに関するの過去の投稿は コチラ
(投稿者 川崎)
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