- 2001年に発見された新しいウイルスで呼吸器感染症の5~10%を占める
- 13.35kbのマイナス鎖のssRNAで150~600nm大の多形性もしくは球形
- 赤血球凝集能を欠いてRSウイルス(RSV)と同じニューモウイルス亜科
- 診断は鼻咽頭スワブで遺伝子増幅のRT-PCR法でが一番感度が高い方法
- 呼吸器感染症の児は1~2歳が最も多い(平均の年齢は2歳6ヵ月である)
- 潜伏期間は4~6日と推測されウイルス排泄は発症後1~2週間持続する
- 喘鳴を伴う気管支炎が38%と一番多く,他の病態は上気道炎や肺炎など
- 合併症として急性中耳炎や気管支喘息増悪,熱性痙攣,急性胃腸炎など
- 血液検査では特異的な変化なし(白血球数やCRPは他のウイルスと同じ)
- 特異的な治療法はない(発熱は平均4.7日,喘鳴は平均5.3日で治まる)
参考)モダンメディア 2005;51:217-22,ほか
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(投稿者 川崎)
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