- 2017年11月に米国のNational Cancer Institute(NCI)の Cancer Therapy Evaluation Program(CTEP)が公表した「Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) v5.0」に準ずることが多い。
- 本邦ではその日本語版である有害事象共通用語規準v5.0日本語訳JCOG版(略称はCTCAE v5.0 - JCOG)を使用(JCOGとは日本臨床腫瘍研究グループ Japan Clinical Oncology Groupの略)(PDF版はコチラ)
- Grade 1 ➜ 軽症; 症状がない, または軽度の症状がある; 臨床所見または検査所見のみ、または治療を要さない
- Grade 2 ➜ 中等症; 最小限/局所的/非侵襲的治療を要する、または年齢相応の身の回り以外の日常生活動作の制限*
- Grade 3 ➜ 重症または医学的に重大であるが, ただちに生命を脅かすものではない; 入院または入院期間の延長 を要する; 身の回りの日常生活動作の制限**
- Grade 4 ➜ 生命を脅かす; 緊急処置を要する
- Grade 5 ➜ 有害事象による死亡
👾 注意点
- Grade 説明文中のセミコロン(;)は「または」を意味する。
- *身の回り以外の日常生活動作(instrumental ADL)とは、食事の準備、日用品や衣服の買い物、電話の使用、金銭の管理などをさす。
- **身の回りの日常生活動作(self care ADL)とは、入浴、着衣・脱衣、食事の摂取、トイレの使用、薬の内服が可 能で、寝たきりではない状態をさす。
💁 有害事象に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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