労作時の息切れで受診した症例(座位)
解説 💨
- 胸鎖乳突筋の肥大・発達(他部は陥凹)
- 吸気で頚部が全体的に陥凹(陥没呼吸)
- 気管短縮と呼気時間延長もありそう?
- 通常呼吸で内頚静脈の拍動は視認せず
- 吸気負荷でも内頚静脈の拍動は見えず
- 最終診断は肺疾患(非心原性)息切れ
肺疾患の身体所見 💦
- 慢性閉塞性肺疾患 COPD などの肺疾患では,胸鎖乳突筋の肥大・発達,気管短縮,呼気時間延長,陥没呼吸,フーバー徴候などが知られています.
- 経過の長い例では胸はビール樽状胸(barrel-shaped thorax)や後彎(kyphosis)を伴うこともあります.もっとも日本人では稀なようですが...
- 胸郭の伸展性低下も重要だそうです.親指を棘突起に向けて手をあて深吸気による可動性を確認(正常では4~6cmは拡大するがCOPDでは低下します)
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心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
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