このブログを検索

2025-08-19

待機的虫垂切除術 Interval appendectomy

  • 急性虫垂炎の治療法のひとつで,抗菌薬による炎症の鎮静化後に待機的に実施される虫垂切除術
  • 利点は手術法選択,癌スクリーニング,合併症低下に加え日程調整,医療費削減,早期社会復帰
  • 炎症が比較的軽度で、穿孔や膿瘍などの合併症を伴わない単純性虫垂炎に実施されることが多い
  • しかし近年では複雑性虫垂炎に対してもInterval appendectomy戦略が有効の報告あり(下図表)


🚑 虫垂炎に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

1 件のコメント:

管理人 さんのコメント...

腕のいい友人の外科医に聞いたら,複雑性こそ待機的に手術したいそうです(緊急では回盲切除などの拡大手術になることがあるため).

一方,単純性はシンプルなのですぐにやってしまうのもOK(そうしている施設も少なくない)

・・・なるほどです