- 概要 左前下行枝に高度の狭窄がある場合に生じる拡張期雑音(特に拡張早期と拡張後期)
- 由来 アメリカの心臓専門医 William Dock (1898-1990) の初報(Am J Med 1967;42:617-9)
- 性状 第三肋間で胸骨中央から4cm左側に限局して座位時に心音図で記録することができる
😉 呟き
- 当院では虚血性心疾患でも多くの心音図を記録してきましたが、Dock's murmurを思わせる不思議な雑音(拡張早期と拡張後期にアクセント)を経験したことはありません。これは方法論の問題?(座位かつ特殊な部位での記録が必要)
- ウェブ上にきれいな音ファイルあるいは心音図はアップないようです。個人的にも興味があるので、なんとか記録できるよう挑戦してみます。心音図でなければ記録できないという記載も見かけますが…記録されるなら聴取できるのでは⁉
心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
4 件のコメント:
興味深い雑音をありがとうございます。流速/圧較差等微妙なことで変化しそうに思います。ニトロ/ハンドグリップ等負荷
はいかがでしょうか。記録に挑戦を期待します。
拡張期雑音なのでとても微弱と予想しますが,ぜひ挑戦しておきます.
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