- 看護学生 「先生,それってアカシジアですか?」
- 指導医師 「アカシ...ジア?」
- 看護学生 「アカシジア,ジストニア,ジスキネジアです」
- 指導医師 「何?…アカシジア...ジス...キネジア??」
- 看護学生 「はい,国試の勉強で覚えたのですが...」
第109回(2020)看護師国家試験 午前66問
Aさん(25歳、男性)は、統合失調症と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後、Aさんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。
Aさんにみられている状態はどれか。
Aさん(25歳、男性)は、統合失調症と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後、Aさんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。
Aさんにみられている状態はどれか。
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📐 解説
- アカシジア(Akathisia)の別名は静座不能症で、下肢等のムズムズ感により、じっと座った状態を保持できず徘徊や足踏みなどがみられる。精神病薬の副作用による錐体外路症状の1つである。
- ジストニア(Dystonia)は抗精神病薬の副作用で、眼球の上転や舌の突出、痙性斜頸、頸部後屈など筋緊張の異常を認める。
- ジスキネジア(Dyskinesia)は、抗精神病薬の長期服用で起こる遅発性副作用で、反復的な不随意運動(顔を歪める・舌を突き出す・唇をすぼませる・歩行困難など)を呈す。
- ミオクローヌス(Myoclonus)は、突然生じる短時間の筋収縮(不随意運動)で、てんかん発作だけではなく正常な状態でも起こる(抗精神病薬の副作用ではない)。
参考)看護roo
💫 国家試験に関連した過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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