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2018-04-03
コメレル憩室 Kommerell diverticulum
鎖骨下動脈起始部に瘤状拡張を生じた病態で,
胎生期
の背側動脈の遺残と考えられている
ドイツの放射線科医Kommerell B.が初報(Fortschr Geb Roentgenstrahlen 1936;54:590–5)
(
Tex Heart Inst J 2002;29:109-12
)
右側大動脈弓(頻度0.2%)や右鎖骨下動脈起始異常(0.5~1%)に合併しやすい
食道や気管を囲んで血管輪を形成したり継時的に拡大して破裂することがある
多くの症例は無症状であるが発語障害や嚥下障害,呼吸困難の原因になり得る
標準術式は下行大動脈置換+鎖骨下動脈再建(最近はステント治療例も報告)
参考
Tex Heart Inst J 2002;29:109-12
/
Cardiovascular Anesthesia 2014;18:35-40
(投稿者 川崎)
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