- T波が全体的に平低化していることが目立つが,新たなS1Q3T3を見落としたくない
- 最終的にはトルーソー症候群による肺血栓塞栓症と下肢深部静脈血栓症と診断した
S1Q3T3パターン
- 定義はⅠ誘導の深いS波+Ⅲ誘導の明瞭な異常Q波+Ⅲ誘導の陰性T波
- 特異度は90%と高いが感度は35%と低い(Am J Cardiol 2005;96:450-2)
- 他の右心負荷疾患でも出現することあり(自験例 ➜ 松下心電塾 症例179)
👴 肺塞栓時に生じる他の心電図変化として,頻脈(最多)・前胸部誘導の陰性T波・右脚ブロック・肺性P波・右軸偏位などが知られている(自験例 ➜松下心電塾 症例153)
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(投稿者 川崎)
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